第113回 医師国家試験 産婦人科 産科 婦人科 分野 解説

第113回医師国家試験問題【産婦人科分野】

第113回 医師国家試験問題解説【問題 113A15】

2019年3月30日

30歳の女性.無月経となり市販の妊娠反応検査が陽性のため来院した.月経周期は3050日型で,最終月経から算出した妊娠週数は100日であった.超音波検査で子宮内に心拍を有する胎児を認めるが,頭殿長は妊娠82日相当である.
現時点の対応として適切なのはどれか.

a 自宅安静を指示する.
b 妊娠週数を修正する.
c 食事療法を指導する.
d 母体の血糖値を測定する.
e 絨毛検査の必要性を説明する.

解説 113A15

月経周期は30-50日周期であり、妊娠週数は1週間をズレれば修正する必要があります。

 

ここで妊娠期間の定義をいま一度復習しましょう。

ココがポイント

  • 妊娠期間の定義
  • 最終月経開始日から起算して数える。
  • 日数、週数を「満」で数える。
  • 正常妊娠の持続日数は280日、40週。



これはWHOによる妊娠週数の数え方は「最終月経開始日を起点」としています。しかしこれは排卵日とは多少誤差がある時もあります。

 

月経不順がある方の場合には特に最終月経から算出した分娩予定日(妊娠週数)と胎児の発育にズレが生じる事もあり、大体の場合がこれを修正するのは妊娠9週、10週頃です。

 

ここで参考までに、妊娠週数と胎嚢(GS)、頭殿長(CRL)、児頭大横径(BPD)、子宮底長と妊娠週数の関係を語呂合わせでまとめてみましょう。

妊娠週数と児頭のサイズの関係

  • 子宮底長=月数×3+3
    至急につき散々
  • 胎嚢(GS)=週数-4cm
    胎嚢迷った
  • 頭殿長(CRL)=週数-7cm
    トンマな
  • 児頭大横径=週数/4
    大ワルよ

 

この胎児のサイズと予定日決定はあまり関係はありませんが、同時に押さえておくようにしましょう。

解答:b

 

このような状況では妊娠週数を修正しましょう。


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