運営中のブログやWebサイトでロングテールキーワードを活用すると、効果的にSEO検索上位を取得しやすいと聞いたけど本当なの?ロングテークキーワードの選び方やメリット・デメリット、記事の書き方が知りたい。
Tommy blogも、ロングテールキーワードを活用して効果的にSEO検索上位を獲得しており、ロングテールの強みを実感しています。
本記事の内容
- ロングテールキーワードの概要
- ロングテールキーワードの効果
- ロングテールキーワードのメリット
- ロングテールキーワードのデメリット
- ロングテールキーワードで収益アップのポイント
- ロングテールキーワードの選び方
ロングテールキーワードについて、概要から効果、メリット・デメリット、収益アップのポイント、選び方まで詳しくご紹介します。
この記事の信頼性
- 正しいリライト方法を学ぶことで、pv数が約5万pvに成長しました。
- 現在は、ブログで得た経験を生かして、SEOコンサルをしています。
この記事を書いている僕は、2019年よりTommy blogを運営しており、ブログ歴は1年ほど。
ブログはオワコンと言われている2020年ですが、ロングテールでニッチなキーワードを狙うことで、個人ブログでもSEOで有利に立てましたので、一定の説得力はあるかと思います。
本記事を読み終えると、ロングテールキーワードの選び方や、効果、最終的にはビッグキーワードを狙う方法まで習得可能。
ロングテールキーワードを活用して、運営中のブログやWebサイトを爆速で収益化しましょう。
ロングテールキーワードでは、検索ボリュームが少ないから、収益が確保できないと考えている方は、全くそんなことありませんので、ぜひ参考にしてください。
ロングテールキーワードの概要
ロングテールキーワードの収益アップ方法をご紹介する前に、そもそもロングテールキーワードとは何?という概要部分をご説明します。
ロングテールキーワードの概要
- ①:ロングテールキーワードとは
- ②:ロングテールキーワード3つの特徴
1つずつみていきましょう。
①:ロングテールキーワードとは
ロングテールキーワードとは、ビッグキーワードと関連キーワードを組み合わせた[3語以上の単語
]で構成されるキーワードのことを指します。
一方で、1単語のみで構成され、検索ボリュームが1万件以上のキーワードのことをビッグキーワードと言います。
たとえば、[SEO]というキーワードは、検索ボリューム10万件以上のビッグキーワードに該当するため、検索上位を獲得できれば多くのアクセスが期待できますよね。
ただ、こういったビッグキーワードは、大手企業をはじめとし、競合サイトがひしめき合っており、個人ブログが上位を獲得するのは至難の技。
そのような場合、[SEO キーワード 選び方
]などビッグキーワードに関連キーワードを組み合わせたロングテールキーワードを活用することで、検索ボリュームが抑えられ個人ブログでも上位を獲得しやすい傾向に。
「検索ボリュームについて意味がわからない」という方は、ロングテールキーワードについて知る前に、以下の記事を参照してください。
» SEOキーワードの選定方法を4ステップで解説【ブログ初心者向け】
ロングテールキーワードを分かりやすくグラフに示すと以下のようなイメージです。
ビッグキーワードのような誰もが検索する[人気商品
]は、需要もあり、検索数も非常に多いですよね。
一方で、ロングテールキーワードは、誰もが検索するわけではない[ニッチ商品
]のため、需要が多いとは言えません。
ただ、特定のターゲットからの需要が長く継続するといった性質があります。
さらに、ロングテールキーワードですと、ニッチなキーワードをピンポイントで攻められるため、スタートしたばかりの個人ブログとも相性が抜群です。
②:ロングテールキーワード3つの特徴
ロングテールキーワードの特徴を、以下の3通りに分かりやすくまとめました。
ロングテールキーワードの特徴
- 3〜4単語を組み合わせた複合キーワード
- 検索ボリュームが少ない
- ユーザーの検索意図が理解できる
3〜4単語を組み合わせた複合キーワード
ロングテールキーワードは、英語の場合4単語以上、日本語の場合3単語以上が前提です。
もちろん検索ボリュームが少ないキーワードであれば、1単語でもロングテールと呼ばれますが、SEOキーワードの選定を前提にしている場合には、3語以上を組み合わせればOK。
検索ボリュームが少ない
ロングテールキーワードは3単語以上の複合キーワードでSEO検索上位を狙う戦略ですので、検索ボリュームは少ない傾向。
具体的には、月間平均検索ボリュームが、100〜1,000件ほどしかないキーワードを指します。
ブログ初心者の方からすると、検索ボリュームが少ないキーワードを投下してもアクセスが見込めないのではと感じるかもしれません。
しかし、実際には検索ボリュームが少ないほど、ニッチな戦略が可能となり、個人ブログでも上位を狙いやすく、成約率や収益効果が高いといった特徴が。
検索ボリュームとはなんぞやという方は、「SEOキーワードの選定方法を4ステップで解説【ブログ初心者向け】」記事の「Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調査」を参考にしてください。
ユーザーの検索意図が理解できる
意外と見落としがちなのですが、ロングテールキーワードを選ぶ際には、[ユーザーの検索意図を理解できる
]ことが重要。
さきほどの例を参考にすると[SEO キーワード 選び方]というロングテールキーワードの検索意図は、「検索上位に反映しやすいキーワードの選び方」を知りたいユーザーが対象ですよね。
このようにロングテールキーワードになればなるほど、ユーザーの検索意図に直結します。
こういったキーワードのことを別名「商標キーワード」と呼び、一定の収益効果が期待でき、スタートしたばかりのブログにもぴったり。
ロングテールキーワードの効果
ロングテールキーワード最大の効果は、1記事あたりの検索ボリュームは少ないものの、品質の高い記事を量産することで、ビッグキーワードに対抗できる点です。
ロングテールキーワード1記事のアクセス数は、そう多くなくても、ユーザーの検索意図に沿った複合キーワードで訴求できるため、コアなニーズに応えてコツコツと収益アップ可能。
また、このようなロングテールキーワードの記事が積み上がれば、ビッグキーワードでも検索上位を狙えるように。
このあたりの構造については、「ロングテールキーワードで収益アップする構造」でご紹介しますが、ロングテールを駆使することでユーザーのコアなニーズに確実に答えられます。
ロングテールキーワードのメリット
ロングテールキーワードのメリットは、次の通りです。
ロングテールキーワードのメリット
- ①:検索ボリュームが少ないため競合サイトが少ない
- ②:CVR(コンバージョン率)が高い
- ③:積み上げることでビッグキーワードも圏内に
1つずつみていきましょう。
①:検索ボリュームが少ないため競合サイトが少ない
ロングテールキーワードをブログやサイトの集客に活用するメリットの1つは、検索ボリュームが少ないため、競合サイトも少ないということです。
比較的、記事に予算を投じることができる企業のオウンドメディアなどは、小さな検索ボリュームで記事を投下するよりも、ミドルキーワード以上の集客効果の高いキーワードに絞り込みます。
その結果、検索ボリュームの少ないロングテールキーワードでは、競合が少なく、ブログ開始当初でも、Google等の検索エンジンで上位を取得しやすい状態に。
たとえば、さきほどの例でいいますと、「SEO」というキーワードは、月間平均検索ボリューム1万〜10万件の競合性の高いキーワードに該当します。
一方で、「SEO キーワード 選び方」というキーワードですと、月間平均検索ボリュームが、100〜1,000件ほど。
競合がひしめく前者よりも、後者の方が、比較的早期に検索上位を獲得できそうですよね。
検索ボリュームが少ないキーワードでも検索上位を獲得できれば、ブログやサイトの運営当初から、アクセスが集まりやすい状況を構築できます。
②:CVR(コンバージョン率)が高い
CVR(コンバージョン率)とは、「Conversion Rate」の略となり、簡単に言いますと成約率のこと。
以下の計算式で求められ、CVRの平均値はおおむね1〜3%前後と言われています。
CVR計算式
- CV数(成約した数)/サイト訪問者数×100=CVR(コンバージョン率)
ブログや企業のオウンドメディアでしたら、サイトを訪問した人がどのくらいコンバージョン(成約・成果)に至ったかを示します。
ここまでお伝えした通り、ロングテールキーワードは、3語以上の複数キーワードから構成されているため、ビッグキーワードと比較し、ユーザーの検索意図が明確。
たとえば、さきほどの「SEO キーワード 選び方」というキーワードでしたら、ブログやWebサイトで検索上位を狙いたい方が検索しますよね。
つまり、ロングテールキーワードなら、どういったユーザーにブログを訪問して欲しいかを事前に選定することが可能。
事前にユーザーを絞り込めるため、訪問者は限られますが、その分成果に結びつきやすいというわけですね。
③:積み上げることでビッグキーワードも圏内に
ロングテールキーワードで記事を積み上げていくと、関連記事が増加するため、ビッグキーワードでも検索上位を狙えるようになります。
もちろん、数記事投下したくらいでは、検索ボリューム10万件以上のビッグキーワードで検索上位を獲得できる可能性は低いです。
とはいえ、ロングテールキーワードの集客効果は持続性が高いため、資金力が少ない個人でも長期的にビッグキーワードを狙えるというメリットは大きいですよね。
ロングテールキーワードの積み上げでビッグキーワードを狙う方法については、関連記事を増やし、内部リンクで紐付けるといったコツが必要です。
以下の記事では、その方法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
【SEO】検索順位の上げ方【初心者向けに5STEPで解説】
続きを見る
ロングテールキーワードのデメリット
ロングテールキーワードは、開始当初のブログやWebサイトでもコツコツと積み上げれば、検索上位を獲得しやすく、やがてはビッグキーワードも狙えるといったメリットがあるのですが、その一方でデメリットも存在します。
それは、ロングテールキーワードには[即効性がない
]ということですね。
ロングテールキーワードは、1記事の検索ボリュームが多くはないため、爆発的な集客効果はありません。
良質な記事をコツコツと積み上げる必要があるため、検索エンジンから評価されるまで時間がかかります。
ロングテールキーワードを主軸としてブログやWebサイトを運営する場合には、辛抱強く継続しなければなりません。
言い換えれば、即効性がない分、競合が少なくブルーオーシャンであるとも言えます。
辛抱強く耐えられるかどうかが、ブログを伸ばせる、境目ですね。
ぜひ、コツコツと記事の積み上げを行いましょう。
ロングテールキーワードで収益アップさせるポイント
続いて、ロングテールキーワードで収益アップさせるポイントについて解説します。
ロングテールキーワードで収益アップさせるポイント
- ①:ロングテールで収益アップする構造
- ②:ロングテールの積み上げでビッグキーワードを狙う
- ③:ロングテールで執筆するなら1記事最低3,000文字
1つずつ解説していきます。
①:ロングテールで収益アップする構造
ロングテールで収益アップするためには、「サイトへアクセス→広告クリック→CVR率(コンバージョン率)を高める
」といった3つの構造が必要です。
つまり、まずサイトへのアクセスを集めるところからスタート。
結論なのですが、ロングテールキーワードでサイトへのアクセスを集めるためには、[最終的に狙いたいビッグキーワード+関連キーワード]で関連記事を増やしましょう。
たとえば、最終的に[SEO]というビッグキーワードで検索上位を獲得したいなら、「SEO キーワード 選び方」や「SEO キーワード 選定 ツール」といった具合。
こういったロングテールで構成された記事を、1カテゴリー30記事は投下したいところです。
この場合、[SEO キーワード]というカテゴリーで30記事投下しましょう。
こういった対策を講じることで、ユーザーのコアなニーズを満たすことができ、結果として広告のクリック率も高まります。
ロングテールキーワードだからこそ、複数キーワードで記事を細分化でき、ユーザーが求めるニーズに応えられるというわけですね。
「ビッグキーワードや関連キーワードは、どうやって調べれば良いの?」
こういった疑問があるかもしれません。
そういった場合には、以下の記事で詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてください。
SEOキーワードの選定方法を4ステップで解説【ブログ初心者向け】
続きを見る
②:ロングテールの積み上げでビッグキーワードを狙う
さきほどのお話しと重複してしまいますが、ロングテールの積み上げで戦略的にビッグキーワードを狙いましょう。
重要なことなので、繰り返し言いますが、ロングテールキーワードでビッグキーワードを狙うためには、「ビッグキーワード+関連キーワード」で記事を投下してください。
たとえば、「web マーケティング」というビッグキーワードで検索上位を狙いたい場合には、以下のロングテールキーワードで記事を投下。
ビッグキーワード
- 「web マーケティング」:検索ボリューム1万〜10万
↑ 内部リンク
ロングテールキーワード
- 「webマーケティング 本」:検索ボリューム:100〜1,000
- 「webマーケティング 資格」:検索ボリューム:1,000〜1万
- 「webマーケティング 独学」:検索ボリューム:100〜1,000
そして、ここがポイントなのですが、ロングテールキーワードで投下した記事に、ビッグキーワードで投下した記事への内部リンクを貼り付けます。
こうすると、より関連記事のつながりが強化されGoogle検索エンジンから評価されやすいサイトを構築可能。
内部リンクや関連記事の詳細テクニックについては、別記事「ステップ④:関連記事を増やして内部リンクを張り巡らそう」で解説しています。
③:ロングテールで執筆するなら1記事最低3,000文字
ロングテールキーワードで執筆する記事には、[最低3,000文字
]が必要。
理由なのですが、ロングテールキーワードは、複数キーワードで構成されているため、ニッチなニーズを満たす記事でなければいけません。
「SEO キーワード 選び方」というロングテールなら、SEO検索順位に反映されやすいキーワードの選定方法を盛り込む必要があります。
検索エンジンの役割は、ユーザーの疑問や課題に検索結果を通じて、解決すること。
つまり、ロングテールキーワードで執筆する際には、ユーザーの疑問や課題を解決できる最低限のボリューム、コンテンツがなければいけません。
もちろん文字数ありきの記事では意味がないのですが、それでも最低3,000文字はないと、十分にコンテンツを満たすことはできません。
ロングテールだから、情報量は少なくても良いやと思わずに、キーワードに応じた適切なコンテンツを作り上げましょう。
ロングテールキーワードの選び方
最後に最も重要となるロングテールキーワードの選び方をご紹介したいと思います。
ロングテールキーワードの選び方
- ①:ビッグキーワード+関連キーワードを選定する
- ②:検索ボリュームは少なくてもOK
- ③:良質記事を大量生産してGoogleからの評価を高めよう
1つずつみていきましょう。
①:ビッグキーワード+関連キーワードを選定する
基本的にロングテールキーワードを選ぶ際には、「ビッグキーワード+関連キーワード
」の組み合わせで選んでください。
ビッグキーワードと関連キーワードを組み合わせることで、ビッグキーワードに関連した複数記事を投下できるようになり、最終的にはビッグキーワードのみで検索に反映されやすい状態をつくれます。
こういった理由があるので、繰り返しますが、必ずビッグキーワード+関連キーワードと覚えてくださいね。
ちなみになのですが、関連キーワードを調べる方法は、別記事「SEOキーワードの選定方法を4ステップで解説【ブログ初心者向け】」の「関連キーワード取得ツールでキーワード候補を抽出」にて解説しています。
関連キーワードと組み合わせるビッグキーワードですが、検索ボリュームが、1万件以上のものを目安にすると良いでしょう。
②:検索ボリュームは少なくてOK
繰り返しになりますが、ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないキーワードをあえて選ぶ戦略ですから、検索ボリュームは少なくてOKです。
具体的には、「検索ボリューム:100〜1,000
」のキーワードでも、関連した複数記事を投下することで、検索エンジンからの評価が高まります。
検索ボリュームにとらわれずに、ビッグキーワードと関連したニッチなキーワードを選びましょう。
余談ですが、ビッグキーワード+関連キーワードの組み合わせ記事を何本投下すればよいのか疑問に感じるかと思います。
基本的には、最低でも10記事、できることなら30記事は投下すると、後にビッグキーワードを取得しやすいですね。
なお、このあたりのお話は、以下の記事でも詳しく解説中ですので、ぜひ参考にしてください。
SEOキーワードの選定方法を4ステップで解説【ブログ初心者向け】
続きを見る
③:良質記事を大量生産してGoogleからの評価を高めよう
狙いたいロングテールキーワードが選定できたら、繰り返しになりますが、良質な関連記事を最低でも10〜30記事は量産しましょう。
ちなみになのですが、記事を量産しただけですと、SEO検索順位を効果的に高めることはできません。
さらに検索順位を上げて、ビッグキーワードを獲得するためには、関連記事を増やす、ブログをリライトするなどの対策が必要です。
そのあたりは、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
関連記事の増やし方や検索順位の上げ方はこちら
【SEO】検索順位の上げ方【初心者向けに5STEPで解説】
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【SEO】ブログのリライト方法を検索順位別に3ステップで解説
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まとめ:ロングテールキーワードは着実に検索上位を獲得できる
今回は、ロングテールキーワードで効果的にブログの収益化を加速するための選び方をご紹介してきました。
ロングテールキーワードは、ニッチなSEO戦略となり、良質な関連記事を増やすという地道な作業が必要です。
決して、1記事あたりの爆発力はありませんが、コツコツ積み上げることができれば、ビッグキーワードも狙える手堅い手法。
まずは、運営しているブログやサイトへアクセスを集めるために、最終的に狙いたいビッグキーワードを選定し、その上で「ビッグキーワード+関連キーワード」を選びましょう。
余談ですが、ブログやサイトで収益化を加速させることが目的の場合、より収益性の高いキーワードを選ぶことが重要。
「〇〇 おすすめ」・「〇〇 レビュー」・「〇〇 使用感」・「〇〇 口コミ」などが有名ですよね。
〇〇には、商品名やサービス名が挿入でき、こういった検索キーワードは、特定の商品を購入する一歩手前のユーザーが検索する傾向にあります。
つまり、ロングテールの中でも、よりCVR(コンバージョン率)が高いキーワードに該当します。
ロングテールで記事を執筆する際は、こういったキーワードも織り混ぜながら、収益を加速させましょう。
せっかく、記事へ集客しても収益性の高い商品がなければ、お客さんががっかりしてしまいますからね。
余談が長くなってしまいましたが、今回は以上となります。
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