TechAcademyのPythonコースでは実際にどの様な事が学べるのか具体的に知りたいです。
メンターの雰囲気や、テキスト、受講料金について詳しく知りたいです。
現在は第3次AIブームの真っ只中と言われており、プログラミング自体も上昇気流に乗ってきてまして、AIがトレンドである事は間違いありません。
ここ数年での機械学習を用いた画像認識ツールの開発、ビッグデータ解析の医学分野への応用は目覚ましいものがあります。
Python にはこのような機械学習、AI、さらにはビッグデータ解析などの統計処理がサクサクできる特徴があります。
僕は現在医師8年目の大学院生です。
研究テーマがAIであることもあり、相談相手もいないのでプログラミングスクールに通うことを決めました。
どのプログラミングスクールにするかめちゃくちゃ悩んだ結果、友人のエンジニアの勧めもあって、TechAcademyさんのPythonコース、AIコース、データサイエンティストコースを申し込みました。
この記事を読むと、TechAcademy Pythonコースの体験レビューを事細かにお伝えしますので、TechAcademy の Python コースの概要が分かります。
またメリット・デメリットについてもお伝えしますので、TechAcademyに向いている方、向いていない方が分かります。
TechAcademyさんのPythonコースのメリットとデメリットを、体験レビューとしてまるっと紹介していきますので、Python、AI分野に興味がある方は是非みてください。
※ AIコース、データサイエンティストコースのレビューは後日アップします。
TechAcademyのPythonコースとは【体験談あり】
TechAcademy Pythonコースのメリット・デメリット
まずはこちらの2つの動画をご覧ください。
TechAcademyの代表の方とホリエモンや厚切りジェイソンが対談している動画があり、TechAcademyさんの企業雰囲気が伝わると思います。
私は2019/6/15よりTechAcademyのPythonコースを受講し初めて、2019/7/9に受講が終わったばかりですので、受講生の生の声をメリット・デメリットを含めてお伝えできると思います。
TechAcademyを受講後のこの様な流れになっています。
早速体験レビューに移りたいと思います。
まず、与えられたカリキュラムを読んで、課題をこなしつつ、メンターと週に数回のメンタリングを行います。
早速ですが、TechAcademy Pythonコースのメリットとデメリットについて紹介していきます。
まずはデメリットから紹介していきます【辛口宣言】
TecchAcademy Pythonコースのデメリット
- 値段が高い。
- テキストが少々読みづらい。
- テキストは簡単に読み進める事ができる反面、課題が難しい。
- チャットで質問できるけど、返信が翌日になったり少しタイムラグがある。
ざっとこんな感じです。
一方で、メリットについて見ていきます。
TecchAcademy Pythonコースのメリット
- メンターがガチで凄いエンジニアだった。(ググったら超有名エンジニアの方が多数在籍)
- 課題を出すたびに、毎回褒めてくれる。(地味に嬉しい)
- タイムラグはあるものの、質問に対しては必ず丁寧に返信してくれる
メリット・デメリットは上記のとおり。
デメリットは値段が高額なことと、こちらから質問しないとメンターからは何も言ってくれず放置プレーになるリスクがあります。
しかし、ちゃんと自分からどんどん質問できる方なら問題ありません。
値段は高額ですが、ぶっちゃけAIエンジニアになれれば余裕で元は取れます。
TechAcademy Pythonコースの金額と受講期間は?
値段はこんな感じです。(2019/7/9現在)
一目瞭然ですが、受講期間が延長すればするほど、メンタリングの回数が増える一方で、受講料の値段も高くなる傾向にありますね。
僕はお金がないので(大学院生でして金欠です)他にもやるべき事がたくさんあり、自信はありませんでしたがケチして4週間プランを選びました。
4週間プランだと学習時間の目安が20〜40時間と書いているので、受講前は相当ビビってました。
結局少し時間が余って修了しました。
実際に受講してみると週に40時間も費やす必要はなく、一日3時間程度確保できれば1ヶ月で修了できると考えていてください。
ただし、土日は少し多めに5時間程度は確保しましょう。
ホリエモンもYouTubeで短期集中しろ!と言ってます。
もし仮に「そんなに勉強を確保する時間がない、」という方には受講前の事前準備として裏ワザを用意していますので、後ほど紹介します。
僕は日中は違う仕事をしつつも、4週間もかからず修了した上に時間も余ったので、皆さんも余裕でできると思います。
医者だから、地頭が違うだろ、とか反論ありそうですが、そもそも僕はそれほど頭良くないですし、プログラミング自体初めてです。
裏ワザを使って容量よくやっただけですので、全て後ほど解説させていただきます。
TechAcademy Pythonコースのテキストは?
TechAcademy の Pythonコースは受講後に与えられるオンライン上にあるテキストベースに進んでいきます。
ここで、テキストの大まかなレビューを紹介していきたいと思います。
TechAcademy Pythonコースの流れ
- 環境構築
- 数値と文字列
- 変数と基本構文(変数・演算子・命令文)
- Pythonの関数
- オブジェクトとメソッド
- 制御構文(条件分岐,if else, for, while など)
- シーケンス(文字列・リスト・タプル・セット・辞書)
- オブジェクト指向プログラミング
- Matplotlib, Pandas, Pillow, Imageio
- scikit-learnで機械学習
テキストのカリキュラムは実際のところ下の様な感じになってまして、修了したカテゴリーに ✔️ チェックが入ります。
テキストの内容はこの様な感じです。
下の写真はあるチャプターのまとめの箇所になりますが、テキストを理解して読み終えると、この「✔️チャプターを完了する」をクリックします。
すると、ボタンが「完了済み」に変わります。
テキストはこの様な流れで進んでいきますが、読んでいるだけだとサクサク進んでしまうため、「簡単やん?」と錯覚しがちになってしまいます。
そのため、きちんと自分自身で定着しているのかどうか判断するために、ポイントをかいつまんでブログやノートにアウトプットする事をオススメします。
TechAcademy Pythonコースのメンターのサポート体制は?
メンターは非常に優秀なエンジニアばかりで、メンタリングの際に仕事の余談話も少しして頂きとても刺激を受けました。
毎回Lessonが終わるたびに「ちゃんとしっかりバックアップするので、一緒に頑張りましょう。」と言って頂けるので非常に心強かったです。
課題は全てで13個あり、Pythonを用いたコードの練習問題がカリキュラムに沿って与えられています。
後でわかったことですが、これらの練習問題はプログラミングの世界では非常に有名な問題ばかりの様で、一通り課題を終えるとそこそこの力がつく様になっています。下に課題の一部をお見せします。
課題をこなしている時に、ウンウン考えあぐねても分からなければ、有名問題が多いためググると色々出てきます。
ググった結果、大きなヒントを得て解決する事も多かったです。
この「ググる」という作業は非常に重要でして、エンジニアになった際には自己解決しないといけないシチュエーションが多々あるため、自己解決のクセを自然に付けれる様になります。
課題提出後のチャットでのコメントはこの様な感じです。
課題が問題なく完了した場合にはこの様なコメントを頂区こともあり、嬉しい気持ちになります。
また、たとえ課題が合っていたとしても、「この様にアレンジすればさらに良いコードになるのでは?」というアドバイスも頂けます。
チャットのやりとりだけでは理解できない問題箇所は、週に何回かあるメンタリング(30分間)で解決することになります。
その他、基本的な質問はSlackというアプリを使用します。今時どんなIT企業でもエンジニア同士のやりとりはSlackを使用するので、慣れておいて良いのではと思います。
例えば、メンターとのSlackでの質問のやりとりはこんな感じです。
この様な感じで、何度もしつこく質問していても、わりと丁寧に対応していただけます。
自ら動かないと放置プレーになる、というデメリットはあるものの、自分でガンガン質問する!というスタンスの方は短期間で終わらせることが出来ます
プログラミング初心者の僕がそうでしたから再現性はあると思います。皆さんも出来るはずです。
しかし、どうしても不安な方には無料体験コースもあるので、リンクを載せておきます。
- TechAcademy Pythonコース :既にやる気のある方向け
- TechAcademy 無料体験コース:まず雰囲気をつかみたい方向け
TechAcademyのPythonコース受講する前後にやるべきこと【コースを最短で終わらせる裏ワザ】
TechAcademyのPythonコース受講前にやるべきこと【知識の下地作り】
体験レビューでもお伝えしましたが、TechAcademyは時間をかければかけるほど、受講料が高くなっていきます。
そのため、金銭的にも出来るなら一気に終わらせたい所です。
もちろん、何も知らない状態でTechAcademyを受講するのも良いのですが、0ゼロから始めるとなると、それはそれで少し時間がかかりハードルが高くなります。
4週間と8週間コースでは値段も5-6万程度違うので、受講する1ヶ月前あたりから予習をしておきましょう。
予習の仕方は2通りです。
1つは僕が行なっていた方法でしてUdemyのバーゲンセール中の講座を利用していました。
その中でもおすすめなのが人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座【キカガク】という講座です。
バーゲン中だと2000円くらいで、結構なボリュームの内容を学べますし、Udemyを受講した時点でライブラリのインストール方法、jupyter notebookなどの環境設定は整えることができます。
さらにある程度の知識も耳学問として入ってきます。
TechAcademy Pythonコースを最短で終わらせる裏技2つ
- 【Udemy】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座【キカガク】
※ 「キカガク」の講座は生で受講すると30万くらいするので、定価でもお得です。 - 【独学可能】Python初心者のための機械学習に向けたロードマップ を一通り目を通す
TechAcademyのPythonコース受講中に行うべきこと【一日にこなす課題を決めておく】
TechAcademyのPythonコースを受講する方の中には挫折する方も多い様です。(メンター談)
メンターの方いわく、挫折した方のほとんどが「受け身」だそうです。
- 分からない箇所があればまず「ググる」
- それでも分からなければ‥‥
- 「ググってここまで解決しましたが、ここからどうしても分かりません」
という様な感じで質問するのがgoodです。
というのも、受講者のうちの多くに「この問題がよく分かりません」と言った様なフワッとした質問が多い様です。
それだと、エンジニアになった後の自己解決能力が培われません。
まずはググって自己解決を模索し、それで無理なら「メンターにガンガン質問」という姿勢でいきましょう。
また、1日にこなす課題の量を決めておきましょう。僕の場合にはメンタリングの際に、「今週は1日●数の課題をこなします」と宣言していました。
言い切ることで、自分を追い込めますし、メンターの先生にも「1日●数の課題をこなしたいので協力してください」とお願いできます。
それなら絶対挫折しません。
TechAcademyのPythonコース受講後に行うべきこと【outputを行う】
TechAcademyの最後の課題はscikit-learnを使用して機械学習を行い「乳癌の腫瘍が良性か悪性かを診断する」と言ったものでした。
僕はTechAcademy受講後は、AIを用いた画像診断やビッグデータ解析をする、と言った目標があったので、最後の課題は目標に近いものがあり非常にテンションが上がりました。
さらに、受講していただくとわかると思うのですが、ぶっちゃけそれほど難しくはないです(本当に。)
どちらかというと、関数やオブジェクト指向プログラミングのチャプターの方が挫折しやすいです。
結局、その様な課題があったので、受講後に課題で用いたコードを利用して自分で「他の疾患の画像診断ツール」を自作する。といったアウトプットを行いました。
医学的な分野でなくても良いのですが、「今月のビットコインの価格変動を予測する」といったアウトプットをすることも受講後には出来る様にカリキュラムが組まれています。
受講しただけではエンジニアとしてはまだまだヒヨッコですので、是非とも自分が興味のある分野でアウトプットをしていただきたいと思います。
まとめ|TechAcademyのPythonコースは総じて優良なスクールだった
TechAcademy Pythonコースの体験談をお伝えさせて頂きました。受講のイメージが伝わって頂ければ幸いです。
TechAcademyのデメリットは少々高額であり、また他人任せにすると放置プレーを食らうリスクがあります。
ですが、現在日本で最も給与が高額なプログラミング言語のエンジニアはPython使いです。更に、紹介した裏ワザを利用していただければデメリットも解消出来ます【断言】
早く独立して、受講料なんぞ取り返してやりましょう。(私もそのつもりで受講しました)
また、どうしても不安がある方に向けて「TechAcademy 無料体験コース」もあるので利用してみるのもアリです。
以上、皆さんのお役に立てれば幸いです。一緒に頑張ってPython使いになりましょう。
今回紹介したコース
- TechAcademy Pythonコース :既にやる気のある方向け
- TechAcademy 無料体験コース:まず雰囲気をつかみたい方向け