python pandas dataframe データ参照

python

pandasのdataframeの要素の参照方法をマスターしよう

こんにちは。

 

産婦人科医で人工知能の研究をしているTommy(Twitter:@obgyntommy)です。

 

本記事ではPythonのライブラリの1つである pandas のDataFrame を用いたデータ参照方法に利用できる、様々なメソッドを学習していきます。

 

pandasの使い方については、以下の記事にまとめていますので参照してください。

 

関連記事
Python pandas 使い方
【Python】Pandasの使い方【基本から応用まで全て解説】

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本記事の目標はPythonのデータフレームpandasを利用してDataFrameを用いたデータ参照をマスターする事です。

 

CSVなどのデータをDataFrameに読み込んだら、DataFrameから自由自在にデータを取得できなければ、データ解析ができません。

 

慣れ親しんでいるデータであれば、データを使用する事もそれほど困難ではありません。

 

しかし、初見の慣れ親しんでいないデータであれば、データの取得に難渋する場合があります。

 

本記事でデータを参照する方法を習得しつつ、自由自在にデータを取得できるようになりましょう。

 

PandasのDataFrameについての記事は、以下の記事にまとめていますので参照してください。

関連記事
Python pandas DataFrame 概要 作成方法 変換方法
【Python】pandas.DataFrameの概要と作成方法・変換方法

続きを見る

 

ここで本記事の学習到達目標です。

 

 本記事の学習目標

  • pandasのDataFrameで簡単なデータの参照・取得方法を修得する。
  • pandasのDataFrameから列や行を指定してデータを取得する方法を修得する。
  • pandasのDataFrameからiloc, やlocを使用してデータを取得する方法を修得する。
  • pandasのDataFrameからqueryメソッドを利用してデータを取得する方法を修得する。
  • pandasのDataFrameからループ処理を用いてデータを取得する方法を修得する。

 

では早速、学習していきましょう。

 

使用するデータを取得する

python pandas dataframe データ参照

seaborn に入っているデータ seaborn-data から、DataFrameで取得できるデータを使用して学習していきます。

 

seaborn  の公式ドキュメントは以下になります。

 

[st-card-ex url="https://seaborn.pydata.org/" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

まず下記を実行して、seabornをインストールください。

 

In[]

pip install seaborn
or
pip3 install seaborn

 

今回使用するデータは、Seabornで用意されている「tips」という名称のデータに「tips」という名前を付けます。

 

下記を実行するとデータを読み込めます。

 

In[]

tips = sns.load_dataset("tips")

 

DataFrame におけるデータの参照方法には、色々な方法があります。

 

しかし基本的には DataFrameの構成である、下記の columns、index、dataを参照していくことになりますので、まずはこの方法をおさえましょう。

 

Python  pandas データ参照 DataFrameの構成であるcolumns、index、dataを示している表 

 

データの概要・基本的なデータの取得方法、参照方法を取得しよう

python pandas dataframe データ参照

データの情報を取得する方法

まずはデータの情報を取得しましょう。

 

データの情報は info メソッドで簡単に取得できます。

 

pandas.DataFrame.info の公式ドキュメントは以下になります。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.info.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

In[]

tips.info()

 

Out[]

Python pandas データ参照 infoメソッドで取得したデータ情報。データ数、列名、列数、データ型を示しています。

 

データ数、列数を確認する方法

infoメソッドでも上図の様にデータ情報を取得する事ができますが、場合によって数値のデータを取得したい場合があります。

 

データ数(行数)、列数の取得は下記のコードで取得する事ができます。

 

In[]

# データ数
len(tips)

 

Out[]

244

 

In[]

# 列数
len(tips.columns)

 

Out[]

7

 

データの最初と最後の数行を参照する方法

データの最初と最後の数行を参照する場合は、head メソッド、tail メソッドを使います。

 

pandas.DataFrame.head  、pandas.DataFrame.head  の公式ドキュメントは以下になります。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.head.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.tail.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

引数を何も渡さず実行すると5行取得できます。

 

In[]

# 最初の5行
tips.head()

 

Out[]

Python pandas データ参照 データをheadメソッドで取得した5行のデータ

 

In[]

# 最後の5行
tips.tail()

 

Out[]

Python pandas データ参照 データをtailメソッドで取得した5行のデータ

 

取得したいデータ数を引数に渡すこともできます。

 

In[]

# 最初の7行
tips.head(7)

 

Out[]

Python pandas データ参照 データをheadメソッドに引数(7)を加えて取得した7行のデータ

 

データの統計量を参照する方法

数値データの統計量を簡単に参照することができます。

 

describeメソッドを使います。

 

pandas.DataFrame.describe の公式ドキュメントは以下になります。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.describe.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

In[]

tips.describe()

 

Out[]

Python pandas データ参照 数値データの統計量をdescribeメソッドで参照した表

 

列名(columns)、行名(index)を取得する方法

たいていは、行(index)は0,1,2…なので、大事なのは列名。

 

列名を指定して、データを参照するので、列名を取得できる必要があります。

 

下記で取得できます。

 

In[]

tips.columns

 

Out[]

Index(['total_bill', 'tip', 'sex', 'smoker', 'day', 'time', 'size'], dtype='object')

 

indexも見ておきましょう。

 

In[]

tips.index

 

数値の0から244の1ずつ割り当てられているということです。

 

Out[]

RangeIndex(start=0, stop=244, step=1)

 

列(columns)の型を取得する方法

列の型に応じて、数値はこの処理、カテゴリはこの処理と分けたいので、データの型も取得できるようになりましょう。

 

データの型、すなわち pandas の dtypes については以下のドキュメントを参照して下さい。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/getting_started/basics.html#basics-dtypes" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

下記で取得できます。

 

In[]

tips.dtypes

 

Out[]

Python pandas データ取得 列(columns)の型 データ取得した表

 

pandasから一意の値を取得する方法

各列の値では、重複のない一意の値を取得したい場合があります。

 

ここで「一意の値」はあまり聴き慣れない言葉かもしれませんが、「一意の値」=「重複のない値」と捉えて下さい。

 

例えば、カテゴリ変数の一意の値を取得して、その値を取得して、カテゴリごとに計算する場合などです。

 

tips のカテゴリデータである、time の一意の値を取得しましょう。

 

先ほど、tips.dtype で列ごとの型を取得しましたが、そのうちカテゴリ(category)は以下の4つです。

 

そのうち time 列の一意の値を取得しましょう。

python pandas dataframe データ参照 tips.dtypeで列ごとの型を取得したうち、カテゴリ(category)の4つ

取得には、uniqueメソッドを使います。

 

In[]

tips['time'].unique()

 

Out[]

[Dinner, Lunch]
Categories (2, object): [Dinner, Lunch]

 

time列には Dinnerと Lunch のデータがあることがわかります。

 

データの出現頻度の確認方法

一意の値がわかると、同様に、それぞれの数の出現頻度も気になるところです。

 

value_counts メソッドでそれぞれの出現頻度を知ることができます。

 

value_conunts の公式ドキュメントについては以下を参照にして下さい。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.Series.value_counts.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

In[]

tips['time'].value_counts()

 

Out[]

Dinner    176
Lunch      68
Name: time, dtype: int64

 

Lunch のデータ数の方が少ないですね。

 

これで、Lunch が10だと統計量を算出しても、信頼できる値にはならないでしょう。

 

今回は大丈夫そうです。

 

参照するデータを並び替える方法

並べ替える方法も見ていきましょう。

 

並び替えは、sort_valuesメソッドでできます。

 

sort_values メソッドの公式ドキュメントは以下になります。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.sort_values.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

引数に列名とascendingで昇順(True)、降順(False)を渡します。

 

total_bills を昇順で並び替えてみましょう。並び替えたものは tips_sort にいれています。

 

In[]

# total_billを昇順、降順はFalseにする
tips_sort = tips.sort_values('total_bill', ascending=True)

 

head メソッドを使用すると、total_billの列が並び替えれていることがわかります。

 

In[]

tips_sort.head()

 

Out[]

Python pandas headとtailを見ると、total_billの列が並び替えれていることが示されている表

 

tail メソッドを使用すると、total_billの列が並び替えれていることがわかります。

 

In[]

tips_sort.tail()

 

Out[]

Python pandas tailメソッドで、total_billの列が並び替えれていることが示されている表

 

 

データを取得する方法

python pandas dataframe データ参照

必要なデータをしっかり取得できるようになりましょう。

 

列(columns)を指定してデータを取得する方法

下図の青枠のように列単位でデータを取得してみましょう。

Python pandas データ参照 列単位で表からデータを取得をしている事を示している図

ここで、列単位でデータを取得する際に、1列を取得するのか、複数列を取得するのかで方法が異なってきます。

 

各々についてのデータ参照の方法について確認していきましょう。

 

1列のみを参照する方法

1列の行(column)のみを参照する方法は、tips の後に[‘列名’] を記載するだけです。

 

それでは、表のうちのtotal_bill 列のみを取得します。

 

In[]

tips['total_bill']

 

Out[]

0      16.99
1      10.34
2      21.01
3      23.68
4      24.59
       ...

 

複数列を参照する方法

複数列を参照する場合、[[‘列名1’, ‘列名2’, ‘列名3’]] と列名をリストで渡します。

 

複数列を参照する場合、[] が一つ多くなります。

 

In[]

tips[['total_bill', 'tip', 'size']]

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 複数列のデータ参照の場合に、[[‘列名1’, ‘列名2’, ‘列名3’]]と列名をリストで渡した事を示す表

 

 

表の行(index)のみを指定してデータを取得する方法

図の青枠のように表のうち行単位でデータを取得する方法を学習しましょう。

 

In[]

python pandas dataframe データ参照 表のうち行単位でデータを取得する方法

行単位でデータを取得する方法は numpy と同じく、[開始行:終了行] で取得できます。

 

numpyについては以下の記事で復習しましょう。

関連記事
Numpy 入門 Python
NumPyの入門【基礎から解説】

続きを見る

 

注意ポイント

  • 表から行単位のデータを取得する場合には、numpy と違い、1行でも、[開始行:終了行]の指定が必要です。
  • 終了行で指定した行の1つ手前までの行を取得します。
  • 行数は0から数える事にも注意です。

 

では早速、表のうち1行のみのデータを取得してみましょう。

 

In[]

tips[0:1]

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 行を指定して、行単位でデータを取得下結果の表

 

次に、表のうち5行目から9行目のデータを取得してみましょう。

 

In[]

tips[5:10]

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 5行〜10行までを指定して、データを取得した結果の表

 

 

iloc, locを使って取得するデータを指定する方法

ilocとlocを使うと、自由に行と列を組み合わせてデータを取得する事が可能になります。

 

iloc とloc の違いは以下の図の様になります。

  • iloc:行列の番号で指定
  • loc:行列のラベルで指定

python pandas dataframe データ参照 表のうち、columsとindexを示して行指定、列指定が何を表しているのかを示している図表

 

iloc

iloc は integer-locationの略で「数値で場所を指定する」ということを意味します。

 

iloc[行、列] で指定することができ、列は省略が可能です。

 

行、列の指定にはコードとしては「:」を使います。

 

普段5行〜10行という風に使用する様な、「〜」と捉えて頂ければOKです。

 

例えば、下記のような使い方です。

 

[3]3行目
*列を省略
[:3]0〜2(3手前まで)行
*列を省略
[1:5]1〜4行
*列を省略
[:, 3]全行、2列目
[:, :2]全行、0-1列
[:, 2:]全行、2列以降
[:10, 1:4]0-9行、1-3列
[:100, :]0-99行、全列
[10:, :]10行以降、全列

 

上記の表のうち、行列を指定してデータを取得する方法についていくつか試してみましょう。

 

まずは3行目のデータを取得してみましょう。

 

In[]

tips.iloc[3]

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 ilocを使用して行列(3行目)を指定してデータを取得下結果の表

 

 

次に、0-9行、1-3列のデータを取得してみましょう。

 

In[]

tips.iloc[:10, 1:4]

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 ilocを使用して行列(0-9行、1-3列を取得)を指定してデータを取得下結果の表

 

 

loc

locではデータを参照する際に、列、行名で指定します。

 

コードを記載する方法としては loc[行名, 列名] もしくは、loc[True/Falseのlist] で指定する事ができます。

 

True/Flase は iloc でも使用できます。

 

まず、取得したいデータを行名列名で指定してみましょう。

 

例として、行名が 0, 2, 4, 6 で、かつ列名が tip, sex, smoker を選択してみます。

 

*行(index) は数値なので、” で囲う必要はありません。ただし、文字列なら列名のように ” で囲って指定する必要がある事に注意です。

 

loc iloc のTrue/False の使い方について

loc, iloc は通常ラベルもしくは番号で指定しますが、両者の共通指定方法として True/Flase で指定する事も可能です。

例えば、下記は4つ全部同じデータを取得できます。

最後の2つは特に、ラベルでも番号指定でもなく True/False で指定しています。

loc、iloc両方で True/False  が使う事が出来ているのが分かると思います。

# ラベル、番号指定
tips.loc[:, ['total_bill', 'tip']]tips.iloc[:,[0, 1]]
# True/False指定
tips.loc[:,[True,True,False,False,False,False,False]]
tips.iloc[:,[True,True,False,False,False,False,False]]

 

 

In[]

tips.loc[[0,2,4,6], ['tip','sex','smoker']]

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 locを使用して、行名が0, 2, 4, 6の列名tip, sex, smokerを選択を指定してデータを取得した結果の表

 

True/False による指定をみていきましょう。

 

偶数列をTrue 、奇数列を False となるリストを内包表記で作ってみましょう。

 

「内包表記の仕方を忘れてしまった」という方は、【python入門】list(リスト)の使い方の総まとめ【後編】の『内包表記』
の箇所を参照にしてください。

 

In[]

row_list = [True if i % 2 == 0 else False for i in range(len(tips))]

 

このコードの書き方を、loc で指定して行いましょう。

 

参照列の指定は行われず、全列のデータを参照出来る様に取得しましょう。。

 

In[]

# row_listの偶数行、全列
tips.loc[row_list]

 

上記のコードでは、偶数が True となるように取得する行のリストを作りました。

 

その他の方法として、各列の値を、「tip 列が2以上という条件」を指定して取得することも可能です。

 

tip 列が2以上という条件を作ってみます。

 

In[]

row_list = tips['tip']>=2

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 tip 列が2以上という条件を作った表

 

これを loc で指定することで、tip が2以上の行だけを取得することができます。

 

In[]

tips.loc[row_list]

 

 

わかりやすさのためにコード分けましたが、通常は、下記のように1行のコードにします。

 

In[]

tips.loc[tips['tip']>=2]

 

&(and) 、|(or) で複数条件も指定可能です。

 

注意ポイント

下記のコード例のような、if文の条件式で使う and 、or ではないので注意が必要です。

In[]

a = 10
if a>=10 and a<20:
    print('10以上、20未満')

pandas の条件式では、下記のコードのように「&」や「|」を使います。

 

In[]

tips.loc[(tips['tip']>=2) & (tips['sex']=='Male')]

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照

 

全列を対象にしてきましたが、全列を指定する場合は、loc を省略しても同じです。

 

In[]

# loc使わず
tips[(tips['tip']>=2) & (tips['sex']=='Male')]

 

loc を使うと、列も指定できるという違いがあります。

 

全列を対象にする場合は、locを使わない方法をよく使います。

 

queryメソッドを使用してデータを取得する方法

queryメソッドでも、参照したいデータの行列の条件を指定する事でデータを取得できます。

 

queryメソッドの場合には、条件の指定の仕方は、文字列で表現するので、いくつか紹介します。

 

tip>=2tipが2以上
not tip>=2tipが2以上でないもの
2<=tip<4tipが2以上、4未満
sex==”male”sexがmale
sex!=”male”sexがmaleでないもの
day in [“Sun”, “Fri”]dayがSunとFriのもの
day not in [“Sun”, “Fri”]dayがSunとFri以外のもの

 

 

query メソッドを利用して、いくつか例としてコードの記載を試してみましょう。

 

まずは、tipsのcolums の tip が2以上かつ、4未満のものについて見ていきましょう。

 

In[]

tips.query('2<=tip<4')

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 tipのcolumsに記載されている値 が2以上かつ、4未満のものを参照している表

 

次にtipのcolums  の day のうち、 Sun と Fri のものについて見ていきましょう。

 

 

In[]

tips.query('day in ["Sun", "Fri"]')

 

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 tipのcolumsに記載されているうち、day が Sun と Fri を示した表

 

如何でしょうか。

 

その他にも、上記のqueryメソッドの場合に条件の指定の仕方によって、文字列を指定して表現できる表の表し方が多くありますので、色々と試してみましょう。

 

型を指定してデータを取得する方法

データを取得したい表によっては数値の列だけの場合や、カテゴリの列だけの場合があります。

 

その様な表の場合に、数値やカテゴリーの型によってデータを取得したい場合があります。

 

その場合は、select_dtypes が有用です。pandas.DataFrame.select_dtypes の公式ドキュメントは以下の様になります。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.select_dtypes.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

まず再度、tips のデータの型を確認してみましょう。

 

In[]

tips.dtypes

 

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照python pandas dataframe データ参照 select_dtypesを使います。 再度、tipsのデータの型を確認しましょう。

 

select_dtypes を使い方

  • 引数に、include=型 で対象の型の列を指定
  • 引数に、exclued=型 で対象の型の列の列以外を指定

型について 

pandasの型には下記の表のものがあります。

 

列番号や、ラベルではなくこれらの型うちから参照していきます。

 

型説明
objectテキストまたは数値と非数値の混合
bool真偽
int6464ビット符号付き整数
float6464ビット浮動小数点
datetime64日時
category有限のテキストリスト

 

category列の取得

まず、category の列を指定してデータを参照してみましょう。

 

型の category  を指定すると、category 型の列全てを参照できます。

python pandas dataframe データ参照 categoryの列を示している表

 

In[]

tips.select_dtypes(include='category')

 

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 select_dtypesメソッドでcategoryの列を指定して得た表

次に、数値である int64 と float64 を指定します。

 

In[]

tips.select_dtypes(include=['int64', 'float64'])

 

number を指定して、表から数値のみで抽出してデータの取得を行う事ができます。

 

In[]

tips.select_dtypes(include='number')

 

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 select_dtypesメソッドを用いて表からnumbersのみを抽出した表

 

tips のデータはカテゴリの列以外は数値なので、exclude を使っても同じ結果が得られます。

 

繰り返しになりますが、「exclued=型」のコードを記載する事で対象の型の列以外が選択できます。

 

試しに下記コードを実行してみてください

 

In[]

tips.select_dtypes(exclude='category')

 

Out[]

python pandas dataframe データ参照 select_dtypesメソッドを用いて表からnumbersのみを抽出した表

 

ループ処理でデータを取得する方法

最後に、ループ処理で順番にデータを取得する方法についてです。

 

ループは列方向か、行方向でループをします。具体的には以下の図の様なイメージです。

 

 

 ループ処理で列方向でデータを取得するイメージ

python pandas dataframe データ参照 ループ処理で列方向でデータを取得するイメージ

 ループ処理で行方向でデータを取得するイメージ

 

python pandas dataframe データ参照 ループ処理で行方向でデータを取得するイメージ

それでは、各々の取得方法について具体的なメソッド iteritemsメソッド を用いて学習していきましょう。

 

ループ処理で列方向にデータを取得する方法

列方向へのループは iteritems メソッドを使います。イメージ図は以下です。

python pandas dataframe データ参照 ループ処理で列方向でデータを取得するイメージ

pandas.DataFrame.iteritems の公式ドキュメントは以下になります。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.iteritems.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

使い方は、次のようになります。

 

1列ずつ処理され、col_name に列名、col に1列分のデータが取得できます。

 

In[]

for col_name, col in tips.iteritems():
  # ループ処理

 

1列ずつ処理され、col_name に列名が取得できます。

 

col  には、1列分のデータが取得できます。

python pandas dataframe データ参照 forループで1列ずつ処理され、col_nameに列名が取得される様子

実際に使ってみましょう。

 

In[]

for col_name, col in tips.iteritems():
    print(col_name, '列: 1行目のデータ', col[0])
    print(col_name, '列: 100行目のデータ', col[99])

 

Out[]

total_bill 列: 1行目のデータ 16.99
total_bill 列: 100行目のデータ 12.46
tip 列: 1行目のデータ 1.01
tip 列: 100行目のデータ 1.5
sex 列: 1行目のデータ Female
sex 列: 100行目のデータ Male
smoker 列: 1行目のデータ No
smoker 列: 100行目のデータ No
day 列: 1行目のデータ Sun
day 列: 100行目のデータ Fri
time 列: 1行目のデータ Dinner
time 列: 100行目のデータ Dinner
size 列: 1行目のデータ 2
size 列: 100行目のデータ 2

 

列でループすることはあまりなく、次の行のループの方がよく使います。

 

ループ処理で行方向にデータを取得する方法

行方向のループは、itterrowsメソッドを使います。イメージ図は以下です。

python pandas dataframe データ参照 ループ処理で行方向でデータを取得するイメージ

itterrowsメソッドの公式ドキュメントは以下になります。

 

[st-card-ex url="https://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/reference/api/pandas.DataFrame.iterrows.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

 

使い方は、次のようになります。

 

In[]

for ind, row in tips.iterrows():
    # ループ処理

 

ind に index の行名、今回だと 0,1,2,… が取得されます。

 

row には行のデータが入ります。

 

python pandas dataframe データ参照  ind に index の行名、今回だと 0,1,2,… が取得されており、row には行のデータが入る様子を示している

実際に使ってみましょう。

 

In[]

for ind, row in tips.iterrows():
    print(ind+1, '行目 tipのデータ ', row['tip'])

 

Out[]

1 行目 tipのデータ  1.01
2 行目 tipのデータ  1.66
3 行目 tipのデータ  3.5
4 行目 tipのデータ  3.31
5 行目 tipのデータ  3.61
6 行目 tipのデータ  4.71
....

 

今回は以上となります。

 

pandas の使用方法については以下の記事にまとめています。一通り本記事でpandasで Excelを使用する方法を学習できた方は再度復習してみましょう。

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Python pandas 使い方
【Python】Pandasの使い方【基本から応用まで全て解説】

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また、PandasのDataFrameについての詳しい記事は、以下の記事にまとめていますので参照してください。

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