今までは未経験だったAI・機械学習の業界に転職したいと考えているけれど、仕事内容が全く違うので不安。
AI・機械学習エンジニアになりたいけれど、未経験なのでどの様な勉強方法で転職できるのかが想像できない。
30代から未経験の状態で仕事をしつつ独学で勉強して、AI・機械学習エンジニアになる事はできるものなのか。
もし独学でAI・機械学習エンジニアに転職出来た方がいれば、その勉強方法を教えて欲しい。
この様な悩みを持っている方への記事になります。
今回は、30代で独学で勉強を行いAI・機械学習エンジニアになられた木村恵輔(きむら けいすけ)さんにインタビューを行いました。
木村恵輔さんは元々ラグビー選手でしたが、AI・機械学習分野に興味を持ち、独学でプログラミングの知識が0の状態から勉強を行い、AI・機械学習領域の教育ベンチャー企業であるキカガクさんに就職が決まりました。
木村恵輔さんは3歳からラグビーを始め、パナソニックワイルドナイツに所属されて第一線で活躍されていた一流の元ラグビー選手です。
» ジャパンラグビートップリーグ公式サイトより
約30年間ラグビーを継続された木村さんですが、独学で勉強されて転職に至っています。
木村さんが転職に至るまでの過程や、実際の勉強内容、転職が決まった後はどの様な事に注力していきたいのか、インタビューさせて頂きました。
では早速、お話を伺っていきましょう。
元ラグビー選手の未経験者が独学でAIエンジニアとして転職した方法
私は元ラグビー選手です。国内最高峰トップリーグのパナソニックワイルドナイツでプレーをしていました。
ラグビーを始めたのは3歳からで、高校、大学、社会人とラグビー漬けの毎日で、今日までラグビー一筋の人生でした。
パナソニック株式会社のラグビー部に所属していた時は総務部で働いており、現役を引退してからは営業部と品質保証部で働いていました。
今までのご経歴とプログラミング(AI・機械学習)とは無縁の生活のように思えるのですが。
どの様なきっかけでAI・機械学習エンジニアになろうと思われたのでしょうか。
自分自身もまさかIT職業どころかAI・機械学習エンジニアに転職するなんて思ってもいませんでした。
機械学習の勉強を始めたのは、tommy先生にプログラニングの事を教えてもらったのがきっかけでした。
ラグビ引退後はただただ目の前の仕事をこなし、9時-17時の生活を送り、大手企業に属している生活でした。
自分の人生そのものだったラグビーから一線を退いてしまい、無気力になってしまいました。
そんな中プログラミングの事を知り、先生から何度かお話を伺う中で、やってみたいな、と思う様になりました。
Udemyの【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座も活用して機械学習とPythonの勉強をしています。
YouTubeの教材なども活用しています。
キカガクの今西さんがYouTubeで発信している「中学生でも分かるPython入門シリーズ」も活用しており、非常に分かりやすいです。
独学をするのであれば、動画やprogateなどのアプリだと勉強の入りとしてはスムーズになりますね。
その他、独学で勉強をする際に書籍などは使用されていますか?
書籍を用いた学習の進め方は、まずは「機械学習活用ガイド」で機械学習エンジニアになるために必要な知識と勉強方法などを学びました。
大まかな概要を掴んだ後に「図解即戦力」で機械学習とディープラーニング の基礎を学び、基礎固めを行いました。
最後に一番苦手とする数学の勉強を集中的に行いました。
具体的には、「機械学習を理解するための数学のきほん」で機械学習の数式やプログラミングの基本を学び、更に「ディープラーニングがわかる数学のきほん」でディープラーニングの仕組みと数学の知識とPythonのNumpyを学びました。
書籍についても戦略的に学ばれていた訳ですね。
また、お伺いしたいのですが、30代という年齢での転職に、不安はありませんでしたか?
このまま新しいことに挑戦せずに、現状のままだと100パーセント10年後に後悔すると思いました。
ラグビーを引退してから、ラグビーほど夢中に慣れるものを見つけれないまま毎日を過ごしていた中で、漠然と自分の専門性を活かしながら、「社会に貢献できる仕事をしたい」と思っていました。
AIと機械学習のことを知った時、AIとラグビーを掛け合わせたら面白いのではないか、自分にしか出来ない仕事が出来るんじゃないかと思う様になりました。
キャリアチェンジに挑戦しようと決めたてから何か変わりましたか?
AIや機械学習とは全く違う領域で過ごしてきた僕でも、新しい事で活躍できる事を示していきたいと思う様になりました。
こういった僕でも新しい領域で活躍できるということを示していきたいと思うようになりました。
勉強でもスポーツでも自分の目の前に置かれた状況の中で、ベストを尽くすだけだと思います。
そして常にいい準備をしておく事が大事だと思います。
また、現在も学習中とは思いますが、学習開始時はどんな苦労がありましたか?
プログラミングの経験もゼロですし、数学の知識も恥ずかしながらほぼゼロに等しいと思います。(中学数学の基礎さえも知識はおぼろげでした‥汗)
正直焦りはありましたが、まず土台作りのためにひたすら基礎学習をしました。
最初は何をやっているのか分からなくて、写経しながら同じようにコードを真似て書いていました。
勉強を継続していたら、その後少しずつPythonの基礎文法を理解できるようになりました。
一歩ずつですが前に進んでいるのを実感しています。
また、他職種からAI・機械学習の企業に転職するというのは非常に珍しい事だと思いますが、内定を獲得できるまでどのような経緯か教えていただけますでしょうか。
キカガクさんの事はTommy先生に教えて頂きました。
働いている方々の素晴らしい人柄と、愚直にラグビーに打ち込んでいた自分にきっと合う職場だろう、と言う先生の言葉に背中を押されて、すぐに行動に移しました。
まず会社にコンタクトを取り、直接話を聞きに行きました。
実際にキカガク さんの会社へ見学に行くと、職場環境の素晴らしさ、みなさんの体から滲み出る人柄の良さに触れ、ここで一緒に働きたい、と言う思いが一層強くなりました。
その後面接の機会を頂き、全力で自分のアピールをして、無事に内定を頂くことができました。
最後に、現在AI・機械学習領域の業界にキャリアチェンジを考えている方に向けてメッセージを頂けますでしょうか。
新しい挑戦をするのは不安ですが、恐れずに色々試して頂きたいです。
例え失敗したとしても、そこで気付くことが多くあると思います。
僕もなかなか行動できなくて時間ばかり過ぎていきました。
でもこのままだと一生後悔すると思い勇気を出して行動しました。
是非みなさんの中で変わりたいと思っている方がいましたら、勇気を出して行動してみてほしいです。
行動した数だけ成長できると思います。
僕もこれからがスタートなので皆さんと一緒に頑張ります。色々な事に挑戦して行動し続けたいと思います。
非常に勉強になりました。今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
まとめ|未経験者でもやる気があればAIエンジニアに転職可能
以上インタビューとなります。
木村さんは非常に勉強熱心で、ラグビー時代の時の様に将来の夢に向かって日々努力されています。
将来AIエンジニア・機械学習エンジニアとして転職を希望されている方は、「一度AI・機械学習エンジニアの教育系ベンチャーで教鞭を取りつつスキルを修得する」と言う方法もありますので、是非学習や転職の参考にしてみてください。
皆様の学習を応援しております。
参考書籍 木村さんが実際に使用された書籍一覧
参考講座 木村恵輔さんが実際に使用されている講座
- 【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座・初級編
- 【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座・中級編
- 【キカガク流】プログラミング力向上のためのPythonで学ぶアルゴリズム論
- 【キカガク流】現場で使えるChainerによるディープラーニング 入門
上記講座は以下のUdemyで視聴可能な講座です。
また、今でしたら、AIや機械学習についての勉強方法の相談を無料で受けることが出来ます。