またフォーマット済み文字列であるf文字列(formatted string)についても知りたいです。
今回はformat
メソッドとf
文字列について解説していきます。
この内容についてはpriont文の使い方でも詳しく説明しているので、以下もセットで学習するとより理解が深まります。
Pythonのprintの書き方について【基本から応用まで】
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Python3.6では format
メソッドに加えて、フォーマット済み文字列( f-strings
)が導入されました。
今回は、変数の中身を出力させるformatメソッドを深掘りして、フォーマット済み文字列であるf文字列(formatted string)についても触れていこうと思います。
では早速見ていきましょう。
formatメソッドについて
formatメソッドは、文字列内に変数を埋め込むときに使用するメソッドです。
主にprint関数で文字列を出力するときに使用される事が多いです。
'ob{}ai'.format(gyn)
と表します。
ob
とai
の間の {}
にformat
メソッドで指定された変数が入ります。
format構文の使い方は以下の様な感じになります。
1 2 3 | book_page = 356 >>> print("The number of this page is the {}th.".format(book_page)) The number of this page is the 356th. |
formatメソッドの応用例
複数のformatメソッドを使用する時には以下の様な使い方になります。
1 2 3 4 5 | >>> x = 9 >>> y = 12 >>> z = 21 >>> "The value of xyz is {},{},and{}.".format(str(x),str(y),str(z)) 'The value of xyz is 9,12,and21.' |
以上の様に3変数以上の引数を用いる事も出来ます。
更に、{}
の中に各々 0 , 1 , 2
を代入しても順番に引数を入れる事ができます。
1 2 3 4 5 | >>> x = 9 >>> y = 12 >>> z = 21 >>> "The value of xyz is {0},{1},and{2}.".format(str(x),str(y),str(z)) 'The value of xyz is 9,12,and21.' |
以上になります。
この点についても以下のきじが参考になるかと思います。
続きを見るPythonのprintの書き方について【基本から応用まで】
f文字列| フォーマット済み文字列について
冒頭でお話しした様に、python 3.6 では式を文字列中に直接記述できるようになりました。
式を埋め込んだ文字列はf文字列(formatted string:フォーマット済み文字列)と呼ばれれています。
先頭に f
を指定し、文字列内の {}
で囲まれた部分は、Pythonの式として評価し、その結果を文字列として出力すします。
すなわち、フォーマット済み文字列リテラルでは、f '文字列'
の中の文字列中に{}
やその中に数式を記入することができます。
1 2 3 | ## 文字のみのf文字列 ... f"obgynai" 'obgynai' |
その他にも以下の様な例もあります。
1 2 3 4 5 6 | >>> a = 1 >>> b = 3.141592 >>> c = dict(key1=789) >>> d = 'abc' >>> f'{a} {b:.1f} {c["key1"]} {d.upper(abc)}' '1 3.1 789 ABC' |
※ ここで大文字と小文字に変換するには、upper()
, lower()
を使用します。
以下を参照にして下さい。
1 2 | 文字列.upper() 文字列.lower() |
まとめ|formatメソッドとフォーマット済み文字列について
Pythonではフォーマット済み文字列が頻用されます。
一度使用方法についてまとめておく様にしましょう。
この記事を理解してからprint文の使い方を再度読み込むと理解が深まります。
Pythonのprintの書き方について【基本から応用まで】
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今回は以上とします。