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卵巣癌の初期症状とは?

卵巣癌の初期症状

今回は卵巣癌の症状をメインとして少し深掘りして解説して行きたいと思います。

  • 卵巣に関する病名の中には卵巣癌や卵巣嚢腫、卵巣腫瘍と卵巣に関する病名は色々あるけど、違いが良くわからない。
  • 最近お腹が張ってきた様な感じがして卵巣癌の初期症状ではないか、という気がする。
  • 卵巣癌に初期症状について知りたい。

こう言った質問に対してお答えします。
この記事では、卵巣についての基本的な内容から、卵巣癌の症状特に初期の症状はどのようなものがあるのか、と言った点について解説していきたいと思います。

また更に深掘りして卵巣癌の種類についても触れていきたいと思います。

卵巣癌とは何か|女性生殖器の解剖を詳しく解説

子宮、卵巣、卵管の解剖

女性生殖器の解剖:卵巣周囲の解剖について

卵巣癌の初期症状 子宮、子宮腟頸部、子宮頸部、子宮体部、卵管、卵巣、外陰部について

そもそも卵巣についてイメージがわかない方もいらっしゃると思うので、まず女性の生殖器について上の図でみていきましょう。

上の図は女性のお腹の中の臓器(骨盤内臓器)を表しているものです。女性器は外から外陰部、腟、子宮へと生殖器は繋がっています。

子宮は入口と本体で分かれており、入口のことを子宮頸部、本体のことを子宮体部、と言います。

子宮体部には左右両側に卵管がつながっており、卵管を通して骨盤内に通じています。

このように女性の生殖器は外の世界から、外陰部、腟、子宮、卵管を通してお腹の中=腹腔内に通じているんですね。

卵巣はこの卵管と子宮にくっつくようにお腹の中にぶら下がっています。

お腹の中にブラブラしているような感じで子宮と卵管、後腹膜にくっついています。

卵巣嚢腫、卵巣腫瘍、卵巣癌の違いについて

卵巣癌、卵巣嚢腫、卵巣腫瘍と色々な医学用語が散在しているので、何が何だかわからない方も多いと思います。

ここで用語の整理をさせて頂きたいと思います。

卵巣が腫れている状態のことを、「卵巣腫瘍」と言います。卵巣腫瘍の中には良いものと悪いものがあって、良いもののことを「良性腫瘍」、悪いもののことを「悪性腫瘍」と言います。

悪性腫瘍はいわゆる癌のことです。

良性腫瘍はただ、卵巣がプクっと腫れているだけの状態なんですね。

そしてこの良性の卵巣腫瘍のことを「卵巣嚢腫」と言います。

そのため、卵巣嚢腫 と診断された時には癌じゃないのか、と心配する必要はありません。

卵巣腫瘍=卵巣嚢腫(良性腫瘍)+卵巣癌(悪性腫瘍)

と考えてください。

卵巣癌の初期症状に関わる卵巣腫瘍の特徴

良性や悪性に関わらず、卵巣腫瘍の特徴として以下のものがあります。

  1. 放置しておくと最終的に人の体の中で1番大きいサイズになり得る
  2. 腫瘍のタイプ=顔つき=組織分類 は多種多様なものがある。
  3. 卵巣腫瘍ができ始めた初期には症状が出にくい
といったことがあります。

ここでタイトルの内容は解決してしまいましたが、良性悪性に関わらず卵巣腫瘍は症状が出にくいんです。

すなわち、卵巣癌の初期の状態では症状が出にくい可能性があります。

更に卵巣はお腹の中にブラブラと下がっているような状態ですので、卵巣腫瘍、卵巣癌とわかるまでに時間がかかる可能性があります。

卵巣癌の初期症状に関わる卵巣腫瘍の種類

卵巣癌は卵巣腫瘍のうちの悪性のことを言いました。

卵巣嚢腫は卵巣腫瘍のうち良性のもののことを言います。

ここで追加したいのですが、卵巣癌には良性腫瘍にも悪性腫瘍にも属さないものがあります。
dれを境界悪性卵巣腫瘍と言います。

卵巣腫瘍は多種多様性に富んだ、色々なタイプがある腫瘍なんですね。

このうち、卵巣癌の中での初期症状が出やすい癌のあります。

すなわち、腫瘍のサイズが急速に大きくなるパターンです。

非常に急速に増大傾向が見られる場合もありますので、症状が見られた際には医師に相談することをオススメします。

卵巣癌の初期症状について

卵巣癌の初期症状

卵巣癌には色々なタイプがあることがわかりました。

また卵巣癌だけではなく、卵巣嚢腫や境界悪性卵巣腫瘍など、卵巣腫瘍は多種多様性に富んでいます。

なるべくであれば早めに発見して卵巣癌を予防したいところですが、卵巣癌の初期症状は出にくいんですね。

症状があまりにも出にくいため卵巣癌は「サイレントキラー(無言の殺人者)」という別名もある程です。

しかし、卵巣癌の中でも症状が見られる場合もあります。

例えば以下のような症状が見られます。

  • 最近お腹周りが急速に大きくなった。
  • 明らかにお腹を触るとしこりが触れる。
  • 普段履けていたスラックスやパンツが入らなくなった。

などがあります。

そのため上記のような症状のために、内科や外科を受診される方もいます。

検査をした結果、超音波検査で卵巣付近にコブがあることが分かり、卵巣癌ではないかと相談を受けることもあります。

このように残念ながら、卵巣癌自体は症状が乏しいため、卵巣癌が見つかった時には6割程度が進行癌である場合が多いです。

まとめ:卵巣癌の初期に症状はあまり見られない

卵巣癌の初期症状

卵巣癌に限らず、卵巣嚢腫を含めて卵巣腫瘍の初期症状は見られないことの方が多いです。とはいえ、

  • 最近お腹周りが急速に大きくなった。
  • 明らかにお腹を触るとしこりが触れる。
  • 普段履けていたスラックスやパンツが入らなくなった。
以上の様な症状が見られた時には、早めに受診して頂くことをオススメします。

【参考文献】
子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん 治療ガイドラインの解説(日本婦人科腫瘍学会)

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